私はMacやiPhoneで遊ぶ脱出ゲームが好きなんですが、この世には「リアル脱出ゲーム」というのがあります。

リアル脱出ゲーム OFFICIAL WEB SITE


リアル脱出ゲームは、

1.本当に密室に閉じ込められて謎を解く(〜10人程、時間制限あり)
2.街や会場の中に散らばった謎を集めて謎を解く(個人〜、時間制限はほぼない)
3.会場に大勢集まってグループに分かれて謎を解く(4〜6人ほど、時間制限あり)

だいたいこんな感じのタイプがあります。私が参加したことあるのは1と2。

 1の場合、当日同じ時間のチケットを買った初対面のメンツで謎を解くので、人見知りには結構辛い。このタイプの謎解きは情報共有が最も重要で、見つけたヒントや解いた謎の答えを自分以外に伝えないといけない。また、ゲームスタート時に知り得た情報が最後の方で必要になることもあるので、人数が多いほど覚えてる人がいる確率が高いが、ゲームによっては部屋が狭いので動き辛く、誰か調べたんだろうという思い込みもあってアイテムを取り損ねてることもある。そして経験値が高いメンバーがそろっていると初心者はほぼ何もすることがない。

 初めてのリアル脱出は10人で参加、結局自分で解いた謎は一つもなかった。そもそも謎自体見てない。ヒントを3個くらい見つけただけでほとんど見学者状態だった。積極的に謎をもぎ取るくらいの勢いで行かないとすることがないし、何していいかわからない。チケットが3000円くらいするので、勿体無い感じだけ残った。

 同じ日に、別のリアル脱出に空きがあったので参加してみたら、自分と友人の他は二人だけの計4人。全員女性で一人は日本語がわかる留学生。正直このくらいの人数の方が自分がリアル脱出してる感じがあって楽しい。男性がいなかったからか、最後の方はかなり本性丸出し?(ゴルァ系)になってて、女性だけだからこその盛り上がりだったと思う。4人て大変かな?と思ったけど、最初のリアル脱出も私の他に3人くらい手持ち無沙汰になってる人がいたので、4〜6人が最適なんだと思った。ちなみに大変だと思うけど一人でも参加できる(ゲームによって最低人数が設定されることもある)。

 2の脱出に参加するときは、季節を選んだ方がいい(友人は真夏に参加する強者)。私は涼しくなったころに参加したので暑さは大丈夫だった。しかし、初めての街歩きの謎解きで、指示されるままに移動を繰り返したのでかなりの移動距離になった(12000歩くらい)。運動不足が解消できていいね!ってレベルではなく、かなりの疲労感だった。机と椅子のある休憩スペースがないのが辛かった。食事をするにしろ謎を解くにしろ、配布されたマップに公園や神社などの休憩できそうなエリアが記載されていたが、場合によってはお店で食事や休憩をしたほうがいいかもしれない。

 そして一番悲しかったのは、ある謎を探しに行く、謎を解いたらスタート地点に戻る指示がでた、スタート地点にもどったらさっき見た謎のすぐ近くの別の謎へ行く指示がでる、を繰り返したこと。体力と時間を消耗しすぎた。最後の方はもう謎を解く気力もなく、全て放棄して帰宅しようとしたくらい。一応謎は全て解けたけど、うれしさより早く帰って休みたい気持ちでいっぱいだった。

 全ての脱出に対応できるかわからないけど、全ての謎を最初に集めて謎解きするのが最も効率的だと思った。

 どの脱出ゲームにも言えることは、普段から謎解きをやってないと結構難しく、謎解きに慣れてる人なら「解けなかった!くやしい!」と思うことが、謎解きをやったことない人にとっては「よくわかんなかった。つまんない」という思いで終わってしまう。それはとても勿体無いことだと思うので、謎解き未経験のお友達を誘うときやリアル脱出ゲームやってみたい!って思う人は是非謎検 過去問題&練習問題集2017を使って謎解きの練習をすることをおすすめします。

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