NASではRAIDよりバックアップが超重要なのは、絶対忘れてはならない重要事項です。Synology NASにはHyperBackupという優秀なバックアップアプリが付いているので、これを使います。

ファイルシステム問題


SynologyNASはext4というファイルシステムを使いますが、Macでは直接読めません。HDDが故障したなら入れ替えてコピーすれば終わりですが、NAS本体が故障すると「そこにあるのに読めないディスク」が爆誕してしまいます。

そこで、内部ディスクはext4しか扱えませんが、外部ディスク(バックアップ先)は複数のファイルシステムに対応しているので、Macでも読めるHFS+にすることにしました。

しかしですね、今回ふと思ったんです。なぜ今ext4になっているのかと。よく思い出してみると、購入直後にHFS+でフォーマットしたら、バックアップが失敗ばかりして完了しなかったんです。

そこで、DSM7からexFATのライセンスが無償になったので、exFATにすることにしました。MacでもWinでも読めます(^^)。

exFATの注意点は、ファイル名に使えない文字があること。まぁ、ひっかかったら直せばいいかと、気軽にバックアップを始めました。

終わらないバックアップ


HFS+はMacを使わないとフォーマットできないのですが、exFATはSynologyNASのほうでフォーマットができます。やっぱりDSMでフォーマットできないようなファイルシステムは相性わるいのかも、そう思っていました。さくっとexFATにしてHyperBackupでバックアップを開始しました。

ところが・・・、全然バックアップが進んでいきません。半日たっても20%ほど。ログを確認すると大量のWARNINGがでていて、ファイル名に引っかかっているようです。で、失敗しました。

何度やってもWARNINGがでて失敗するので、もうめんどくさくなって諦めました。おとなしくext4でバックアップしました。

まぁ、当然というか、何のトラブルもなく済みました。最悪、NAS本体が故障したら、おとなしく買い替えたらいいんじゃないかと思います。もし、Synology以外への乗り換えをかんがえているなら、定期的にMacに外付けHDDを繋いでコピーとればいいと思いました。その方が安心だし速い。

検索してみると、exFATやHFS+を利用してる人もいるのですが、私はうまくいきませんでした。

「バックアップしていたはずなのに、バックアップできていなかった」とか死にたくなるので、一番安定した環境にします。

NAS再構築はこれで終わり


うまくいってよかったです。どれだけ金をかけても問題ない人以外は、どういう運用をしたいのかよく考えて始めた方がいいですね。