ここ数年、緊張性頭痛が偏頭痛に変わりつつあり、最近になってなんか酷くなってきた気がしていました。かかりつけ医に相談したらトリプタン(偏頭痛薬)を出してくれましたが、

「一度MRI受けてみない?」

と言われました。私は閉所恐怖症なので「MRIやるくらいなら潔く死ぬ」と常々いっていました。

普段から不安感持ちで、出かけようとすると下痢、ようやく出かけても信号待ちで心拍数が130を超えるという、普通の人にとってはなんでもないことでめっちゃ緊張する体質なのです。過緊張でつねに体に意味もなく力が入っていて、それは頭皮が動くほどです(ちなみに勝手に力がはいっているので、意識して同じ状態にはできません。狭いところ、人の多いところもダメだし、雑居ビルの店なんて死ににいくようなものです(東京はそんなところばかりです)。ちなみに歯科検診、眼科検診もダメです。

ちょっとしたことに極度に過剰反応するようになったのがコロナ禍の始まる半年前ほど。そのころから左半身に痺れのような妙な感覚があります。ずっとしているわけではありませんが今でもあります。その原因も脳にないかどうかわかっていません。

血液検査では異常がないので、心療内科で抗不安薬を飲みながらなんとか改善を図り、去年3月に断薬。その後は一番作用の軽い抗不安薬を頓服としてのんでいました。

「検査前に薬飲めばいいからさ。検査しよう?」

とのかかりつけ医から推されて、検査を受けることにしました。だって頭痛い体痺れるっていっても、検査しないことにはどこに原因があるかわかりませんから。

薬は「リーゼ」を検査前に飲むよう言われました。私が普段から飲んでるので効果も効き方(時間)もよく分かっています。でも、MRIです。あんな狭いところに入るのに、リーゼで対応できるのか・・・。

そこで、より抗不安作用の強いソラナックスにしました。以前処方されたものです。こちらも何年も飲んでたのでどう効くか分かっています。

病院に着く1時間20分前に飲みました。血中濃度が2時間でピークになるからです。時間調整をしていたのですが、家にいる時点でもう緊張して肩がガチガチでした。満員に近い電車も問題なく乗られて、病院に到着。受付をすませすぐ医師の問診を受けました。問診票に「閉所恐怖症です」と書いておいたら「ん〜無理かも・・・・」といわれたので「ソラナックス飲んできました」といったら「あ、じゃあ大丈夫かな。一度やってみよう。ブザー押したら途中でとめられるから」といわれちょっと安心。

金属類を外して、ポケットの中をチェックして、いよいよ検査室に入室。目の前のMRIをみたら、意外と穴が広かったので、「そんなに狭くないじゃん」と思いました。

実際は、自分のっている台が上昇したので、顔の10〜15cmくらい前が壁だったと思います。ずっと目を閉じていたのでわかりません。

最初は心臓がドキドキしているのが自分でもわかりました。でもいつもの「怖い!!!!!!」っていうのはなかったです。力も抜けてリラックスできました。ゴンゴンビービーすごい音がしていたのですが、だんだんと心臓も落ち着いてきました。後半はもうなんか普通に寝ているだけって感じであっという間に終わりました。一瞬目を開けようかと思いましたが、結局閉じたまま検査を終えました。

多分、検査を終えた時点で薬を飲んで2時間。もう少し早めに飲んでも良さそうです。

初回の検査は大成功。もし次回あってもソラナックスで対応できそう(^^)

*私は何年か飲んでいたので多少耐性があるかもしれません。人によっては20分くらいでぼーっとしてきた、なんて話を聞きます。私はぼーっとしたり眠くはなりませんが判断力は確実に落ちます。もし閉所恐怖症でMRIは無理!!、と言う人がいたら、医師にソラナックスかリーゼの処方をお願いしてみてはどうでしょうか。効果が出始めるのに30分ほど、リーゼは1時間後、ソラナックスは2時間後がピークです。不安が強い人はソラナックスがいいかも。飲んですぐ検査だと間に合わないので事前にもらっておいて検査前に飲んでおくがいいと思います。